ジュリア集合表示ソフトJULIAの紹介 　 ＜概要＞ 　数学者、経済学者、自然科学者であるブノワ・マンデルブロは複素平面上の 　フラクタルであるマンデルブロート集合を発見した。マンデルブロート集合は、 　複素平面で、漸化式 　　Zn+1＝Zn*Zn＋C 　　Z0=0 　を計算し無限に発散しないCの領域である。 　ここで、Cの値を固定し、発散しない初期値Z0を求めたものがジュリア集合である。 　これも、マンデルブロート集合と同様にフラクタルとなり無限に同じような模様が続く。 　本ソフトでは、発散のしやすさに応じて色分けしており、これによりこのような不思議 　な模様が現れる。 　なお、黒で表示されている部分は発散しない領域になる。 　 　最初にマンデルブロート集合が表示され、マウスで左クリックした座標が上記のCの 　値になる。この値によって模様が大きく変化する。出来るだけ、発散と収束の境界 　（緑、黄、白で表示されている辺り）をクリックするときれいな模様が出来やすい。 ＜特徴＞ 　・マルチスレッド対応によりマルチプロセッサで高速演算 　・マンデルブロ集合から定数設定 　・マウスによる簡単操作 　・最大8192x8192の画像を生成(BMPファイルで保存) 　・様々な色付け方法を選択可能 ＜使い方＞ 　・マウスの左ボタン　：ズームイン（拡大） 　・マウスの右ボタン　：ズームアウト（縮小） 　・ファイル−初期化　：マンデルブロート集合を表示し、Cの値を設定 　・ファイル−座標設定：表示座標とサイズを設定 　・ファイル−画像サイズ変更：表示座標とサイズを設定（320x200〜4096x4096） 　・ファイル−保存　　：BMPファイルとして画像を保存 　・ファイル−終了　　：JULIAを終了 　・表示切替−表示1〜5：色付けの方法を変更 　・座標表示　　　　　　：現在の複素平面の座標表示 　・ベンチマーク　　　　：ベンチマークテスト 　　　　(1/1000秒単位で求めるため、最低10秒間、繰り返し計算します。) ＜インストール方法＞ 　適当なフォルダーを作成し、そこでファイルを解凍し、JULIA.EXEを実行する。 ＜フリーウェア＞ 　本ソフトはフリーウェアとなっておりますので、ご自由にお使い下さい。 ＜変更履歴＞ 　Ver.2.10 　　・コンパイラをVisual C++ 2008に変更し、高速化。 　Ver.2.01 　　・マルチスレッド時の効率を改善し、更に高速化。 　　（OSやCPUの種類によっては、Ver.2.00の方が速い場合もあるようです。。 　　　詳しくは、ベンチマークテスト参照。） 　Ver.2.00 　　・マルチスレッド対応し、マルチプロセッサで演算を高速化。 　　・画像サイズを最大8192x8192に拡張。 ＜ダウンロード＞ 　julia210.zip 127,206byte 2013/6/29 22:46