2024年に明るくなる彗星 　２０２４年は彗星の当たり年で、周期が約７０年と非常に長い彗星が２つ近日点を迎え、 昨年発見された彗星が非常に明るくなる予報があります。 　まず、３月から４月にかけて、ポン・ブルックス彗星(12P)が約７０年ぶりに近づき、 宵の西の低空で５等程度まで明るくなります。昨年から何度もバーストを起こしている ので、実際の明るさや形状は全く予想できません。高度が高ければ良かったのですが、 一生に１回ですので、確実に撮影したいところです。 　６月から８月には、オルバース彗星(13P)も約７０年ぶりに近づきますが、こちらは 宵の西の低空で７等程度と少し暗い予報です。 　９月下旬から１１月にかけて紫金山・アトラス彗星（C/2023A3）が、明けの東の低空で 肉眼で見える程度に明るくなる予報です。日本からは近日点を超えた後に観測すること になり、過去には非常に明るくなることもあったし、溶けて消えたこともあったので、 実際にどうなるか分かりません。 　 ２０２３年１２月〜２０２４年２月　紫金山第１彗星(62P)　最大光度７等 　　2/9、約8等 　 ２０２３年１０月〜２４年４月　ポンス・ブルックス彗星(12P)　最大光度５等 　・２０２３年１０月〜２４年４月：夕方の西（１０等→５等） 　　3/10、約6等 　 ２０２４年６月〜８月　オルバース彗星(13P)　最大光度７等 　 ２０２４年９月下旬〜１１月　紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)　最大光度１等（？） 　　4/13、約9等 　・２０２４年９月下旬〜１０月上旬：明け方の東（０等→１等） 　・２０２４年１０月中旬〜１１月：夕方の西（２等→５等） 　 その他の彗星 　２０２４年１月〜２月　串田彗星(144P)　最大光度９等 　　2/9、10等 　　3/10、11等 　 　２０２４年２月〜５月　PanSTARRS彗星(C/2021S3)　最大光度９等